2011年11月22日火曜日

ツール・ド・おきなわ2011 その4 反省

結果は散々で153位。
去年は106位だったので大幅に順位を落とした。

トライアスロンは完走することに一番意義があるが、ロードレースは完走に大きな意味はない。
レベルは低いかもしれないけど上位に絡めるか、大逃げするとか展開に絡んで
レースの中で何ができたか、そういうことができないと満足できない。

今回は普久川の手前で追走集団を作って第1集団に追い付いたり、
そういう点では去年より楽しめた。

でも順位が落ち過ぎた、あまりにも酷い。

以下反省点をつらつらと書いておく、同じ失敗は来年したくないので。



1. 過密スケジュール:

 9/18 横浜トライアスロン
 9/23 下総クリテリウム
10/ 2 川崎港トライアスロン
10/ 8 富士チャレンジ
そして
10/23 Xterra World Championship

1年のうちでパフォーマンスをピークに持ってこれるのって2回がいいところだと思う。
今年の僕は4月の宮古島トライアスロンと11月のおきなわ、この2つにしていた。
それにあわせてそれ以外のレースにエントリーしたにもかかわらず、

・7月末の東京都トライアスロンが中止になったので代わりに横浜トライアスロンにエントリー
・お盆にお台場クリテみてクリテリウムやりたくなり下総クリテリウムにエントリー

トライアスロンはショートだしクリテなんて20km、大したことないでしょ?と思ってたのがまずかった。
同じ距離でもレースとトレーニングではやはり全然違う。
富士チャレンジのあたりから疲れが全然抜けなくなってしまった。

それに加えて棚ボタで出場できたXterra。

本当はこの日におきなわ対策でめいっぱい追い込んで
あとはカラダを休めてレースに臨む、というのが当初のもくろみ。
しかしXterraに備えてその前もMTBに乗ったり実際にハワイに行ったり
完全にスケジュールが狂ってしまった。
Xterraのレース自体も相当にハードで帰国してからも寝ても全然休んだ気がしない、
そんな感じだった。

Xterraの「World Championship」という響きに負けた自分がダメだった。
確かに超マイナースポーツとはいえ世界選手権に出られるチャンスなど滅多にない。
実際にとてもいい、最高の経験だった。

また出られる機会があればぜひ出たい、
でも来年も仮に同じスケジュールになるのであれば
ツールドおきなわを優先する。
そのほうが満足度が高い、多分


2. オーバーウェイト:

6月に転職して地方で働きはじめたら車移動になり
全然歩かなくなってしまった。

その結果として3kg脂肪で太ってしまった。
体脂肪率も5~7%だったのが二桁に普通に突入。。。 二桁とかここ5年くらいなかった数値(涙

更に吐きそうになるまで食べたくなる衝動を抑えきれずに大食い→どんどん肥えていくという
負のサイクルにはまってしまった。

結果として、特に上りが全く走れなくなってしまった。
キレがない、バイクでは実感するのは上りだけだったけど全般に影響してたのは間違いない

この2つはどちらも我慢すれば我慢できたことだ。
それが我慢できなかったことが悔しい、とても悔しい。
こんな酷いレースをしなければ気付けなかったというのも恥ずかしい。

ということで、今週末の新東名のロードレースを走ったらしっかり休んで
正月に来年のレーススケジュールとトレーニングの計画を立てて
有言実行で頑張れるようにしたいと思う。

2011年11月21日月曜日

ツール・ド・おきなわ2011 その3 レース後半

コースは↓
前半のレポートは↓

■高江~羽地ダム手前(4090kmくらい):
 去年の印象では普久川を上りきった後は海岸線に出てアップダウンを繰り返すものの基本的には平坦基調のはずだった。しかし実際は高江のあたりも勢いでは上りきれないきついアップダウンがあって全くの記憶違い。。。下りで脚を休められたとはいえ序盤のオーバーペースがかなり堪える。同じチームのシュレクと一緒に10人弱の集団を形成し平地はローテーション、上りで散り散りになり、下りで再結集の繰り返すも徐々に集団のペースについていけなくなってきて半泣きで離脱。向かい風の厳しい海岸線を一人で走ることに・・・。ここで30km/hくらいまでペースも落ちてしまった。

(オールスポーツさんすいませんw)
 
その後20kmくらい一人で走っていると後ろから同じ市民100kmの選手が2名、ぱっと見なんとなく走れそうな感じ。ゆっくりとパスされるときに「もうホント限界・・・」みたいなことをつぶやいていた。とりあえず後ろにはいって様子を見る、ペースは35km/hちょいなので決して悪くないが確かに脚が残ってない感じはよく分かる。「お互いきついとこですから短めのローテで!」と後ろから声を掛けさせてもらって30秒程度のローテにする。12分休んで30秒頑張る、これの繰り返し。つらいけどそれはみんな同じ、応分に頑張る。これってホントロードレースの醍醐味の楽しみの1つだと思う。これのおかげで前から落ちてきた選手を10名くらいはパスできた。


■羽地ダム~ゴール(90km~ゴール)
 羽地ダムの坂の入り口手前で市民100kmの選手を34人吸収するも上りが始まってすぐに集団は分解。もうここからは自分のペースでひたすら上るしかない。去年の経験から①最初がきつい、②トンネル抜けた後が意外と距離がある、ということは分かっている。またここまで走ってくる中でなんとなく「攣らないダンシング」ができるようになってきた。よく内転筋を攣るけれどシッティングからダンシングへの移行した直後とか踏み方をかえた瞬間がほとんど。丁寧にサドルから腰を上げて脚の筋肉には力を入れず伸ばしたまま体重を真下に下ろす、これであれば攣らない、攣りにくい気がする。

この走り方で斜度のきつい序盤をこなしてあとはシッティング。ここではハムを意識してじわっとまわす感じ。ちなみにトンネルの手前で市民210kmで優勝した高岡さんに華麗にダンシングでぶち抜かれました、気迫のこもった走りってあおういうのをいうんだな・・・もの凄かった。

そんな感じで羽地ダムのトンネルを抜け右に曲がってまた上る。ここまでくればあとちょっと。脚も戻ってきている感じがしたのでペースを上げてみる、いける、いけそう。そのまま少し無理して走り続けて先行する選手を34人パス、下りに入ってからもできる限りあおって2人くらいパス。きついけどまだなんとかなる感触をもって左に曲がり幹線道路に。 

 大通りに出たらあとは死ぬ気でまわすだけ。下ハンもってペースアップ。抜いた選手がどんどん後ろについてきて、気が付いたら10人弱になってたのでローテーションを要求、一旦脚を休めてできるか分からんラストスプリントに備える。最終コーナーを集団の先頭で抜けたので後ろを確認すると同じクラスの選手が5人いる。何気にここからは距離がある(実際2km弱ある)ので一人前に出させて番手を確保。
そこで気付いた一番重要なこと

「ところで俺のスプリント(もどき)って何mくらいもつんだろうか・・・( ゚д゚)ポカーン」
 
100km近くハードに走って疲れた脚でどれだけもがけるか・・・そんな練習してないから全然分からない。とりあえず前についていくと集団先頭の選手が「こっからこんなに距離あるのかよ~」って叫んでる(笑)すいませんが俺も前には出られませんでした・・・

  そうやって悩んでる間にラスト500m。1km以上前を引かせて最後に出るのは悪いなぁなんて考えてたらラスト300mを過ぎたあたりで後ろから2人飛び出した。慌ててサドルから腰を上げてスプリント(もどき)体制に入るもはっきり言って脚がない、攣って落車とか全然ありそうな雰囲気。でもやるしかないのでアウタートップで踏めるだけ踏む、踏みまくる。。。


  最終的には同じ集団で先にスプリント仕掛けた2名を捉えることはできず終了。ゴールラインを越えて一安心したところでスプリントごっこ勝負をした選手3名とお疲れ様の握手。あまりの走れなさに悔しさでレース中終始悔しさでいっぱいだったけど、この瞬間だけはケガもなくゴールできて一安心。気持ちが緩んだ。



ツール・ド・おきなわ2011 その2 レース前半

コースはこちら↓

■スタート~普久川手前(020km過ぎ):
市民100kmはスタートしてすぐに4kmほどの上りがある。この上りとその後の下りで第1集団についていけないと展開に絡めない。みんなそれが分かってるのでどんどんペースが上がる。自分もここで追いていかれるわけにはいかないので頑張って上るものの頂上付近で30mばかし第1集団から離されてしまった。下りは苦手なのでこれは正直まずい。去年ここで第2集団になっちゃって第1集団に平地でジリジリ離されていくのを経験していたのでなんとか第1集団で普久川ダムへの上りまではいきたいと思い必死で下った。


 下りきって平地に出たものの、あと50mが追いつけずジリジリと離されていく。100人近い集団のペースはさすがに速く単独で追いかけるのは俺にはちょっと無理だなと思っていたところで一つ目のトンネルに差し掛かる。トンネルの真ん中付近で後ろから第2集団の大きな声が聞こえたので少し脚を休めて待つことに。


 第2集団の先頭に合流する直前に前を見ると10人くらいで協力すれば先頭集団を捉えられる気がしたのですかさず「まだ間に合うから先頭追っかけましょう!」と声をかける。すると先頭にいた3人くらいが反応してペースを上げたのでその後ろに入ると自分の後ろに3人くらいついてきたので結局多分7人で第2集団を飛び出して追走開始。


 先頭集団も40km/hくらいでは走っているわけなので、それに追い付くために4550km/hでローテーション、先頭になる数十秒がホントにきつかった。更に誤算だったのはローテーションに参加する意思があったのが7人中3人だけだったこと。文句言ってもしょうがない感じだったので3人でまわして「ホント無理!」って感じになる寸前になんとか先頭集団のケツに合流。一緒に追いかけた人と「なんとか追いつきましたね」と互いの労をねぎらうもマジでいっぱいいっぱい、既に攣りそうな状態になってしまった。まだ15km強しか走ってないのに。。。

 そして先頭集団に合流した後も工事中で道路が狭くなる個所が多く、そのたびに集団が伸び縮みするので後ろにいるとマジでつらい。とはいえ前に出ていくこともできず脚を使いまくってようやく普久川の上りの入り口へ。
(顔半分と肩しか写ってないです。。。)

■普久川ダムの上り~高江(2040kmくらい):
上りに入る前に脚をかなり使ってしまっていたのでなかなかペースが上げられない。どちらかといえば得意なはずの上りで身体が動かない、重い。距離で6kmある上りなので序盤から無理はできない。ちなみに去年はここで両脚の太ももを攣ってしまいバイクをいったん降りる羽目に。それを避けるためにも踏むポイント、力を入れる部位をずらしながら上る。当然先頭のペースにはついていけずズルズルと落ちていく形に。。。ちなみにここでハートレートが202という見たこともない数字をはじき出し、マジで死ぬんじゃないかと思った。(僕は普段の練習でも追い込むと190を超えることがあるのでエラーではないと思う。




概ね上りきった辺りで仲間のシュレクに追い付かれる。彼のほうが脚が残っている感じがした。その後210140kmのための補給前に勘違いしてボトル捨てたりしながらなんとか頂上を通過、苦手な下りで遅れないように必死で攻める。するとなぜか遅れるどころか結構な数の先行者をパスできた。仲間のシュレクが一緒に走っていたことの安心感もあるけれどこれは嬉しい誤算。

ツール・ド・おきなわ2011 その1 レース前


■前日:

昼過ぎに那覇について仲間とレンタカーで名護へ移動。昨年は台風みたいな大雨でバイクの組み立てにも苦労したが今年はそんなこともなくゆっくりと受け付け、バイクの組み立てを済ませられた。今日は降らずとも明日は雨の可能性もゼロではないので普段使ってるコリマのコルクシューからスイストップのイエローに交換。ちょっとブレーキフィールが違うのが気になるけど、まぁ効くようになるぶんには問題なし。

ホテルにチェックインして早めに夕食を食べる(カーボローディングと称して食べ過ぎた。ビュッフェ形式でたっぷりとおかずを食べ、ご飯を2杯、更に焼きそばだったかパスタを1皿・・・)。その後は部屋に戻りウェアにゼッケンをつけたり補給食を作ったり(今回はなるしま小畑さんの「補給が足りてない人が多い。もっとレース中に食べたほうがいいよ。」というアドバイスを参考にパワージェル5本、シリアルバー1本、パンにキャラメルペーストを大量に塗り込んだもの2つ、ベスパハイパー2つと今までにない大量の補給食を準備した。)して22時頃には就寝。


■当日:
430起床、眠いといえば眠いけど意外と寝れた。着替えをしてヘルメット・ボトルなどをチェックし500にタクシーでオクマリゾートへ出発。そこでゴールで受け取る荷物を預けたり、おにぎりやパンで朝食をとって、スタート地点の奥行きのバスに乗る。1時間弱、8時頃に奥の売店前に到着。別途搬送されていたバイクをチェックしたらトランスミッターのタイラップが外れていて一瞬焦ったけど、大したことではなく直せた。
しかし去年も思ったが8時頃にはスタート地点についてスタートは10時、この時間が結構ひま。ストレッチしてウォームアップ、スタートオイルを脚に塗り込んだあとはジェルや菓子パンを食い続ける。
 そうこうしているうちに国際210kmの選手が通過、国際女子のスタートを見送ると整列開始。参加者が450人弱、ゼッケンは去年のリザルトに準じているそうで俺は56番(去年は110位くらいだった)。遅れて整列してやべーと思っていたとこに審判から「番号若い人は前きていいよ~」と声がかかりこれ幸いとばかりに前に移動。最初の上りで第1集団に入るためにはスタートの位置取りがホントに重要なので助かった。
 

2011年11月17日木曜日

ツール・ド・おきなわ 2011 にでた

ツール・ド・おきなわに行ってきた。
http://www.tour-de-okinawa.jp/
国内のロードレースでは一番の知名度と人気だと思う。
これを1年の目標に頑張っている自転車乗りは多いんじゃないだろうか。

市民210kmは「市民レーサーの甲子園」などと呼ばれているみたい。
確かにこのレースだけはプロが走る国際ロードレースなんかどうでもよくて、
一度は出てみたいと憧れる市民210kmや自分がエントリーしたクラスがとても気になる。
高校野球の甲子園とか箱根駅伝みたいなものですね。

今年は去年に続いて市民100kmにエントリー。
長いほうから210、140、100・・・とあるが210kmはとても完走できないし、
140kmも完走はできるだろうが、とてもレースを楽しむということはできなさそう。
「もしかしたら勝負に絡めるかもしれない・・・」と思えるのは100km。
そう思っているのは俺だけじゃないようで市民100kmは一番人気があって一番最初に定員になる。
自分が市民レーサーの分布で真ん中なんだなぁと感じる。

ということで来年のレース前に自分が読むためにレースレポートを
ブログに残しておこうと思います。

ツール・ド・おきなわ2011のレースレポートを書くためにブログを始める

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レースレポート以外は書かない、多分。